今となっては懐かしい映画「ファイトクラブ」。
当時、ブラッド・ピット演じるタイラー・ダーデンの言動やファッションに大いに感化されたのを覚えています。エドワード・ノートンはこの後に観た「アメリカンヒストリーX」での変貌具合に驚かされました。
しかしながら、今観てもカッコいい映画で、やっぱりその思想や言動は感化されるものがあります。
ミニマリズムにも通じますね。
“Advertising has us chasing cars and clothes, working jobs we hate so we can buy shit we don’t need. We’re the middle children of history, man: No purpose or place. We have no Great War. No Great Depression. Our Great War’s a spiritual war; our Great Depression is our lives. We’ve all been raised on television to believe that one day we’d all be millionaires, and movie gods, and rock stars. But we won’t. And we’re slowly learning that fact. And we’re very, very pissed off.”
「広告が俺達に車や服を買わせようとする。そして俺達は嫌いな仕事をして、それを買う努力をする。俺たちは目的も居場所も無い歴史の中継地点にいる。第一次世界大戦もなければ、世界大恐慌もない。しかし、頭の中は常にゴチャゴチャ戦争中で、実際の生活はカツカツ、大恐慌並みに苦しい。
俺たちは、アメリカンドリームを映し出すテレビを観て育った。いつかはこうなれると教えられた。
しかし、俺たちはゆっくりと、そうではないと学ぶ。それに対して今俺たちは怒っているんだ」
“We buy things we don’t need with money, we don’t have to impress people we don’t like”
「金を使って、必要のないモノを誰かから買っている。しかし、好きでもない彼らから気に入られる必要はない」
“You’re not your job. You’re not the car you drive. You’re not the contents of your wallet”
お前は名前は仕事じゃない、車でもない、財布でもない。」
“The question, Raymond! is what did you want to be?”
「6週間後に獣医の勉強をしてなきゃブッ殺す」
目標や夢をあきらめて深夜のコンビニで働く青年に銃口を向けて喝を入れるこのシーンはとても響きました。
“Things you own end up owning you”
こだわりの家具や衣類が吹き飛んで、それをグチグチと嘆き落ち込むエドワード・ノートン演じる「僕」。
それを聞いたダーデンは言う。
「お前は物に支配されている」
“If you are reading this, then this warning is for you: Every word you read of this useless fine print is another second off your life. Don’t you have other things to do? Is your life so empty that you honestly can’t think of a better way to spend these moments? Or are you so impressed with authority that you give respect and credence to all that claim it? Do you read everything you’re supposed to read? Do you think everything you’re supposed to think? Buy what you’re told to want? Get out of your apartment. Meet a member of the opposite sex. Stop the excessive shopping and masturbation. Quit your job. Start a fight. Prove you’re alive. If you don’t claim your humanity, you will become a statistic. You have been warned.”
「お前がこの文を読んでいるんだったら警告しよう。この文を読んでいる間にお前の時間は一秒一秒使われている。他にすることがないのか?他にすることが無いほどお前の人生は空っぽなのか?それとも読んで感動して感銘でも受けちゃいましたか?(世の中がお勧めする)読むべき文を読んで、考えるべきコトを考え、買うべきモノを買ったか?外へ出ろ。他人と接触しろ。浪費や自慰行為なんてヤメちまえ。仕事を辞めて、戦え。お前が生きていることを証明しろ。自分は一人の人間だと証明しないと、お前は只の統計の一部だ。警告したぞ。」